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西武9000系通勤型車両

池袋線の急行用形式であった6000系とは異なり、混雑が進む新宿線用の急行用形式として1993年にデビューしました。
当初は101系の床下機器を流用し性能も101系に準じた101系の車体更新形式であったため、平成生まれの10両固定編成としては異例の抵抗制御車として活躍していました。
車内は6000系に準じていましたが、シートモケットは2000系と同じ暖色系のオレンジ色を採用したほか、ラインデリアも多少異なります。
9000系は西武鉄道の自社工場であった「西武所沢車輌工場」最後の新製形式でもあり、この形式の9108Fをもって新車製造が終了しました。(業務自体は翌年の2000系検査出場で終了。)
2003年よりVVVFインバータ化改造が、武蔵丘車両検修場(当時の“西武車両”)や東急車輛製造で行われ、編成すべてが20000系の性能に準じたVVVFインバータと交換されました。
最盛期は8編成しかありませんが、日中は優等運用でのみ活躍するため多く見かけるほか、 朝には小手指から飯能への車両送り込みを兼ねた「各停飯能」運用、狭山線での所沢始発の「各停西武球場前」運用などでは各停運用としても使用されていました。
最後の黄色い電車とも言われていましたが、40000系が登場し廃車が始まりました。
2020年10月より多摩湖線でも活躍が開始されました。
多摩湖線で活躍するにあたり4両編成化されワンマン化対応工事が行われているほか、
一部車内のようすが異なります。
現在ではワンマン化対応の4両編成、5編成が活躍しています。

10両 編成表 ※10両編成は全て現存していません

← 飯能・西武新宿             本川越・池袋→
1号車・・・・・5号車・・・・・10号車
※所属基地は10両編成として最後の場所
編成番号 所属 Tc1
9100
M1
9200
M2
9300
T1
9400
M3
9500
M4
9600
T2
9700
M5
9800
M6
9900
Tc2
9000
9101F
”19.3.27廃回
武蔵丘 9101 9201 9301 9401 9501 9601 9701 9801 9901 9001
9102F
”20.8.18横瀬入
10両編成解除
武蔵丘 9102 9202 9302 9402 9502 9602 9702 9802 9902 9002
9103F
”20.12.1横瀬入
10両編成解除
武蔵丘 9103 9203 9303 9403 9503 9603 9703 9803 9903 9003
9104F
”21.2.24横瀬入
10両編成解除
武蔵丘 9104 9204 9304 9404 9504 9604 9704 9804 9904 9004
9105F
”20.6.9横瀬入
10両編成解除
武蔵丘 9105 9205 9305 9405 9505 9605 9705 9805 9905 9005
9106F
”18.10.30廃回
武蔵丘 9106 9206 9306 9406 9506 9606 9706 9806 9906 9006
9107F
”19.3.15廃回
武蔵丘 9107 9207 9307 9407 9507 9607 9707 9807 9907 9007
9108F
”19.10.11横瀬入
10両編成解除
武蔵丘 9108 9208 9308 9408 9508 9608 9708 9808 9908 9008

4両編成 編成表

← 国分寺             多摩湖→
1号車・・・・・4号車
編成番号 所属 Tc1
9100
M1
9200
M2
9900
Tc2
9000
9102F 玉川上水 9102 9202 9902 9002
9103F 玉川上水 9103 9203 9903 9003
9104F 玉川上水 9104 9204 9904 9004
9105F 玉川上水 9105 9205 9905 9005
9108F
玉川上水 9108 9208 9908 9008